トレードの上達と家族の幸せを繋げる

トレードの上達過程で自分の未熟さに気付いた男が、家族と共に幸せの本質へ一歩ずつ歩んでいきます。

心に潜むバグ③

こんばんわ。イチです。

 

前回は、トレードにおいて不必要なミスを招くきっかけになってしまう、心に潜むバグの一つ『執着』。

これの正体を分かりやすく説明するため、夫婦間の問題(奥さんとの関係性を良くしたい)を取り上げました。

 

その中で、「自分がサポートすることに対して、一切見返りを求めない!」という事を誓い、実際に見返りを求めず行動し続けたのですが、次の問題が発生してしまいました。

 

 

~発生した問題~

私がサポートすることに対しては、一切見返りを求めずに取り組めていました。

しかし、日常生活を送る中で、例えば奥さんが子供を感情的に叱っているのを見た時、「叱るのは良いとしても、感情をぶつけるのは良くないのに。」と感じる自分がいました。

 

それは、色々と学ぶ中で、子供にしても部下にしても、そうすることが最良手だと多くの人が仰られていたからです。

 

そして、見返りを求めてはいけないが、言わなきゃいけない時は、言いたくなくても言わなくてはいけないのでは?との疑問が生じ、それを師匠に相談してみました。

 

昔、師匠も「違和感を放置しない。」という事を言っていたので、今回のような事象であれば、流石に「それならば、言ったほうが良い。」と背中を押して貰えると思っていたんです。

 

が、フタを開けてみれば、

「イチさん、全く分かってないですね。言う必要は無いです。そもそも、『叱るのはOK。感情をぶつけるのはNG。』ってのも、一つの考え方ではあると思いますが、その考えが絶対的な正解だと、どうして言い切れるんですか?」

と一喝されてしまいました。

 

自分の考えが受け入れられず、「え~!でも…」

と色々言いたいことはありましたが、その後冷静になって考えてみました。

 

確かに、絶対的な正解なんて無い。

そして、私が奥さんに、「色々言いたくなっている」のは、イコール「自分の正当性を押し付けたくなっている」のだなと、理解することが出来ました。

 

そして、これはトレードでも同じことが言えると気付きました。

 

トレードでも、自分の手法に自信が出てくると、「よし!この手法は勝てる!」と確信が高まります。

これは、夫婦関係の話で言えば、『叱るのはOK。感情をぶつけるのはNG。』という考えを絶対的なものと捉えてしまうのと同じです。

 

絶対的と認識すれば、必然的に期待が生まれます。そして、期待するとそこに執着が発生してしまうのです。

 

執着は、うらぎられたとき、悔しさを生み、結果的に自分のメンタルを崩すきっかけになってしまうんですね。

 

 

いやはや、なるほどです。

じゃあ、メカニズムは分かったけど、結果的にどうやって対応していけばいいんでしょう?

そこが一番気になる所ですよね。

 

ということで、次回はどうやって解決していけば良いかについて、記載したいと思います。

 

それでは、本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。